【感想】宮沢賢治記念館

こんにちは。

前回に引き続き、観光者として大好きな岩手県について書こうと思います。

今回は、花巻の宮沢賢治記念館についてです。

 

突然ですが、私は宮澤賢治が大好きです。

一番好きな作品は『銀河鉄道の夜』。

列車で銀河を渡っている時の描写がとっても綺麗で幻想的で、なんでこんなに美しく独創的な文章を書くことが出来るんだろうと思います。

銀河鉄道の夜』をモチーフにした色々な映像作品も出ていて、幼少期からそれらを見ている影響もあるとは思いますが・・・、物語を思い出すだけで頭の中に銀河のイメージが広がる、そんな文章を書けるってすごいなぁっと思います。

 

賢治好きとして、以前から一度は行ってみたいと思っていた花巻を訪れました。

実際に訪れて知ることで、賢治のイメージが繊細な人から、めっちゃパワフルな人というイメージに変わりました。

7〜8年前のことなので、今と変わっている所もあるかもしれませんが、書いていきます。

 

 

花巻駅に着き、まず訪れたのは観光案内所。

地図を見ながらとても親切に紹介していただいた。

やはり、まずは「宮沢賢治記念館」に行ってみようと思い行くことにした。

 

駅からバスで向かった。

バスを降り、階段を登って記念館へ。

階段・・・、なんか結構登るよという説明はあったと思うが、結構、いや、かなり登った💦

後戻りするにも大変だから、小さいお子さんとかは他のルートから行ったほうが良さそう・・・。

 

階段を頑張って登って行った記念館。

記念館の感想は、一言「すんばらしかった!」です。

 

まず情報量に感動!

賢治がどんな事を考えていたかとか、何をしていたのかとか、たくさんの資料をもとに知ることが出来る。

色々なテーマに分けて説明されているので、それも分かりやすくてよかった。

長い時間じっくり見ることも出来るし、視覚的に賢治の世界観に溢れた展示になっているので、さらりと見て帰るのにも満足できる場所だと思う。

 

 

展示で一番心に残ったのは、確か入ってすぐの所にある年表に、歴史とか科学とか、世界の成り立ちや流れを把握することが大切みたいなこと感じの賢治の言葉が書いてあったこと。

それにまずグッと心を掴まれた。

(心に残ったのに、正確に覚えてないという情けなさ・・・💦)

私は単純な人間なので、その文章を読んだだけで勉強しないと!っと、自分を奮起させた。

(実践出来ているかは、また別として・・・💦💦)

また、その文章があったので、多岐に渡る展示の数々を、より興味を持って見れた気がする。

 

 

一番びっくりしたのは、賢治がチェロを東京で教わったとの説明があったこと。

「そこかよ!」っと言われそうだけど、ものすごく衝撃的だった。

東京にチェロを持って行く行動力にまずびっくりだし、よく考えたら楽器の中からチェロを選んだのも、なんだかすごくオシャレというか、ハイカラだし・・・、興味を持ったことに本当に一途な人だったんだなぁと思った。

 

 

色々な鉱石が展示されている場では、作品に出てくる石を実際に見ることができた。その石の美しさに惚れ惚れしたと同時に、賢治が少年期から熱心に研究していた様子を知ることが出来て、微笑ましかった。

 

 

館内にはミュージアムショップもあった。

そこで展示の中でも紹介されていた『宮沢賢治 農民芸術概論網要』という薄い冊子を購入した。

この文章が本当に熱くて、良い意味で衝撃的で、賢治のイメージが激変した。

まだ未読で気になる方がいらっしゃったら、おすすめです(※1)。

 

 

記念館に行き、購入した本を読み、改めて出てきた感想は、「賢治さんって、めっちゃアクティブだし、熱くてカッコいいな〜。しかもオシャレでハイカラな人だったんだ!」というもの。

今となってはあの有名な写真である、畑をうつむき加減に歩く姿も、めちゃめちゃオシャレな人の写真に見えてくる。

こんなにパワフルな人だとは思わなかった。

また、石とか、子供の時に好きで夢中になった時の知識が、あのたくさんの物語を作る土台になっているのだから、小さい頃好きだったこととか本当に大切にしていかないといけないなと、今改めて思う。

 

 

宮沢賢治記念館、行って本当によかったです。

 

最後に行ってから結構時間が経っているので、新たな発見が出来そうだし、また近いうちに行こう!

 

前回行って一番心に残った、年表ところの言葉・・・あ〜、、、正確になんて書いてあったのか気になる・・・それも確かめたいです💦

 

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※1「青空文庫」さんのサイトでも読めます。リンクを貼っておきます。

宮沢賢治 農民芸術概論綱要

 

◾️この記事を作成するにあたって、以下サイトを参考にさせていただきました。

www.city.hanamaki.iwate.jp

 

山猫軒 公式ホームページ

【観光】盛岡の好きな場所やもの

観光で何度か訪れている岩手県が大好きです。

 

今日は岩手県盛岡の超個人的に好きなものを紹介します。

 

 

まずは岩手山

盛岡に着いて街を歩いた時、まず衝撃的だったのがこの山。

盛岡駅から繁華街に行く時には「開運橋」、

岩手県立美術館の方に向かう時には「杜の大橋」、

いずれかの橋を渡っている時に、

突然ドーン!っと目に入ってくるのが、この岩手山

 

確か5月に見た時にも雪が積もっていた。

本当にドーン!っと表れるから、

びっくりして、思わず「うわっ!」と声が出るほどだった。

(私が気づかなかっただけで、駅周辺の色々な場所から見えたのだろうけど・・・)

 

とっても雄大で綺麗な姿をずっと見ていると、

富士山や南アルプスとはまた違う、

もうちょっとあたたかい、身近に感じる美しさがあって、

これを毎日見れたら、毎日この山と会えるなら良いなぁと思う、

そんな山だった。

なんだか盛岡全体を包み込んで寄り添い、守っている感じもするし、

ちょっと悩んだ時とか、頼りになって背中を押してくれるような感じもした。

 

 

そして、盛岡に行った際、

個人的にぜひ寄りたい場所は「光原社」さん。

国内外のセレクトされた商品が、とても素敵に置かれている。

民芸品がたくさん揃っていて、まるで美術館や博物館みたいな場所でもある。

特に陶器が好きな私は、もうずっと1日中ここにいられるなと思うお店だ。

 

宮澤賢治ゆかりのお店でもある。

(賢治好きの私としては、そのことにも心が躍る。)

 

敷地内には、何個か建物がある。

その一つに、とてもおしゃれな喫茶店「可否館」がある。

中には入れなかったのだけど、外から見る限り、

とても落ち着いた雰囲気で、絶対美味しい珈琲が飲めるし、

素敵な器を使っているんだろうなという印象だった。

 

大人な雰囲気で、私にとってはかなり背伸びしないと

入れない場所だったので、遠慮してしまった・・・。

入る勇気が出なかったのだ。

でも、入ればよかったと今残念に思っている。

次はぜひ中に入って、ゆっくりしてみようと思う。

 

光原社は本店を出て、通りを挟んだ向かい側にも、

お店がある。

それぞれにコンセプトがあって、

どのお店も本当にとても素敵だ。

(今すぐにでもまた行きたいなぁ・・・)

また、周りの商店街の雰囲気も良くて、

こんな素敵な場所がある盛岡、

文化度がとっても高いというか、すごいなぁと思える場所だった。

ここを訪れるだけでも、盛岡に行く意味が充分あると言える。

 

 

盛岡の魅力はまだまだ・・・。

たくさんある内の中で触れておきたいのは、

美味しいもの・・・そう、ご当地グルメだ。

 

駅ビル「フェザン」には、

美味しいお店や、お土産、魅力的なお店がたくさんある。

 

その中でもやっぱり、賢治ファンとして外せないのがこのお店。

やぶ屋

 

お店は、わんこそばがおすすめの様だが、

なんと、「宮沢賢治セット」というメニューがあるのだ。

 

やぶ屋の本店によく通っていた賢治さん。

決まって注文したのが、天ぷらそばとサイダーとのことで、

その二つがセットになっている。

ファンとして一度は頼まずにはいられないということで、

もちろん注文した。

 

とても上品な美味しいお蕎麦で、

「あ〜、美味しいなぁ・・・幸せだな・・・」という充実感と、

「賢治もこれを食べたのか・・・」という感動で、

胸がいっぱいになった。

そこにサイダーをゴクッ!

「あ〜・・・しあわせ・・・」

心もお腹もホクホク満たされる、そんなお蕎麦だった。

次は、わんこそばに挑戦してみたい・・・、

あ〜・・・、でも、やっぱり「宮沢賢治セット」かな・・・、迷う💦

 

 

最後に盛岡といえば、なんと言っても

ベアレン醸造所のビールだ。

中でも私のお気に入りは、「レモンラードラー」。

 

よくある、ただの甘いジュースみたいなお酒っていう

感じではなくて、レモンとビールの苦味がしっかりする、

でも飲みやすい(どんどん飲んじゃう💦)、

そんなビールだ。

これがとにかく大好きで、人にもプレゼントしたほど。

 

ちなみにベアレンは直営レストランが何店舗かある。

そこではベアレンの樽生ビールや、

ビールにぴったり合う食事も楽しめる。

おすすめです!!

 

 

以上、盛岡の超個人的に好きなものを紹介しました。

ご覧いただき、ありがとうございました。

 

近いうちにまた行くぞ〜!

 

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この記事は、以下を参考にさせていただきました(2023/4/18)。

盛岡市公式ホームページ(https://www.city.morioka.iwate.jp/

盛岡駅ビル フェザン(https://fesan-jp.com/)

光原社 ホームページ

やぶ屋総本店 ホームページ

ベアレン醸造所 ホームページ

『tab!tte 東北』昭文社 2014年発行

【感想】宮崎駿監督「風立ちぬ」

⚠️ネタバレしています。

     未見の方はご注意ください。

 

宮崎駿監督の「風立ちぬ」を最初に見てから約10年が経過した。

今、個人的に思うことをまとめていきたい。

 

 

風立ちぬ」は、1930年代を舞台にした映画で、2013年7月に公開された。

主人公は飛行機の設計家である堀越二郎

物語は主人公の少年期から中年期までを描いている。

 

公開時は、宮崎駿監督が作る最後の長編映画ということだったので、

期待と寂しさが入り乱れながら見たことを覚えている。

 

映画館には公開から日にちが経っていたが、

まだたくさんの人がいた。

 

映画を見る前に、今回は効果音を人の声で表現しているという情報を得ていた。

それもあってか、ドキドキしながら見た冒頭シーンでは、

主人公が飛行機を操作する音や、プロペラの回る音に、

どうしても意識が集中してしまった。

音は、人がやっているなんて全く気づかない!っという感じではなくて、

どことなく人の声なんだろうな・・・という感じはあるんだけど、

それが嫌な感じとか、気になるとかでは全くない、

でも自然ではない・・・

なんとも言えず不思議な音だなというのが、正直な感想だった。

 

ただ見ていく内に、その音は自然に耳に入ってくる様になった。

人が出している音とか、そういう事が全く気にならなくなった。

風立ちぬ」という映画として、

その音がしているという感じに変化していった。

 

 

映画の中で、特に心に残っているシーンが二つある。

 

まず一つ目は、少年期の二郎のシーン。

特に家で過ごす場面が好きで、

学校から戻った二郎が2階にすぐ上がり、

それを妹の加代が追いかけ、階段を登っていく所なんて、

その姿を見ただけで、なぜか涙がにじんでくる。

 

これから二郎に起こる事を思いつつも、

こんな風にあたたかい家族の中で育ったんだなという事が

伝わってくる場面で、それが心を打ったのだと思う。

 

あと、当時は普通だったのかもしれないが、

二郎がとても綺麗な言葉使いをしていることも印象的だった。

母親や妹にも丁寧語で、それがお互い少し距離を置きながらも、

尊重し合っている感じがして、心地よかった。

 

 

二つ目は、物語の中盤でカプローニ伯爵が出てくるシーン。

特に二郎が頭でイメージしている飛行機が、

綺麗な音楽をバックに、なめらかな線を描きながら飛ぶシーンが好きで、

とても感動的な場面だと思った。

話の流れも、緊張感がありつつ淡々とした場面が続いたので、

一気にそのシーンで解放された感じで、

ジブリだ〜!!っと心が弾んだ。

 

もちろん、他にも感動的なシーンはいっぱいあるのだけれど、

私が特に好きだなと感じたのは、この二つだった。

 

 

見終わってから時間が経過した中で改めて感じることは、

当時の日本で「インテリ」と言われる人たちが、

どんな風に、何を考えて過ごしてきたのか、

そういう事を描いた物語にこれまで私はあまり触れた事がなかったので、

それがとても新鮮で、そういう意味でも勉強になる映画だったなと思う。

 

 

二郎が「1機も戻ってきませんでした」と語る「ゼロ」について考えることは、

避けて通れないことなんだけど、とても難しい・・・。

 

 

二郎にとって、飛行機(=「美しい夢」)を作ることは、

幼少期から願い続けた叶えたい夢。

その夢を実現するには、会社に所属する事が必要。

その会社では、自分がただ好きなものは作れず、

依頼主の要望に沿ったものでないとならない。

 

二郎はその会社で、依頼主の要望に沿いながらも、

自分の「美しい夢」(飛行機)を形にする為、「力を尽くした」。

完成したその「美しい夢」の「ゼロ」が飛ぶ姿は、

本当に綺麗で印象的だった。

 

ただ、その「美しい夢」をどう使うかは、依頼主次第で・・・。

依頼主にとってのそれは、戦争で使う為の乗り物で・・・。

その機体にはもちろん、人が乗る・・・。

 

 

時代が変わって、もしも今の時代に二郎が生きていたら、

分からないけれど、戦争に使われない、

最先端のとっても綺麗な飛行機を作ってたのだろうなと、

思ったりもする。

でも、あの時代に二郎が作った技術が今に引き継がれているわけで、

二郎がいなかったら、今の飛行機はもう少し違う形だったのかもしれないとか・・・。

色々なことを考える。

 

 

想像もつかない重たいものを背負っている二郎にとって、

最後の菜穂子の言葉は、どんなに救いになっただろう。

 

やっぱりこの辺りの事について語るのはとても難しい・・・。

自分の考えがまだまだ浅いから、その事をさらけ出すのが

怖いというのもある・・・。

 

すみません、やはりこの辺りの事については、まだまだ考え続けます。

 

 

今この自分が生きている時代を、

一生懸命生きて、その上で考え続けていきたい。

 

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文章を作成するにあたって、以下サイトを参考にしました(2023/4/17)。

「参考:スタジオジブリ 映画『風立ちぬ』公式サイト」

 

畦地梅太郎さん

今回は、版画家の畦地梅太郎(1902-1999)さんについて、

超個人的な作品の感想等を含め、まとめてみたい。

 

畦地梅太郎さんは1902年愛媛県に生まれ、16歳で上京した。

20歳の時に画家を目指して勉強をし、

24歳からは版画家として活動を開始した。

その後は、1956年 第4回スイス・ルガノ国際版画ビエンナーレに招待されたり、

国内外で高く評価される作家となった(※1)。

 

 

私が畦地梅太郎さんの作品と出会ったのは、

アウトドアショップのモンベルで、

「白い山男」のTシャツを見た時だ。

 

後から考えてみると、以前から雑誌の表紙などで目にしていたのだが、

はっきりとこの絵はなんだろうと認識したのは、

このモンベルのTシャツだった。

 

 

なんだか人の様な、違う生き物の様な、

可愛い・・・?いや、可愛くはないな・・・。

不思議な絵だな・・・、

そういえば最近よく見るような・・・、

流行っているのかな?

そんな風に思った事を覚えている。

 

お店を離れてからも、そのTシャツの絵が

ずっと頭に残っていた。

 

 

その後、ふとしたきっかけで、

東京の町田で展覧会(終了しています)が開催されている事を知った。

軽い気持ちで、なんとなく見たいなと思い、行ってみた。

 

そこでは初期から晩年まで、たくさんの作品を見る事ができた。

 

初期の作品は、山の風景や抽象画だった。

そこからは、絵画と違う版画の魅力や、

作家独自の温かみのある表現を感じた。

見ていてとても心地良かった。

 

途中「山男」の作品になってからは圧巻だった。

まず数に圧倒された。

そして量は多いのだけど、

一つ一つの作品はもちろん違って、

でも統一感があって・・・、

最初の感想はすごいなの一言。

 

量もすごいけど、

作品を通して伝わってくる熱量がものすごかったのだ。

 

私が言うのは大変おこがましいのだけれど、

本当に作品と向き合っているというか・・・。

それぞれの作品から緊張感みたいなものも伝わってくるし、

丁寧に真剣に大切に、一つ一つの作品を作ってきた人なんだなと、

展示を見て感じた。

 

また、見ていると、この作品が特に好きだなというものがあって、

自分はなんでこの作品が好きなんだろうと考えたりするのも楽しかった。

 

 

展覧会の後、同じ町田市にある「あとりえ・う」さんに寄って、

更にたくさんの作品を見させていただいた。

美術館に飾られる様な作品があったり、

ポストカード等のグッズもあったり、

どれも魅力的で、すっかり畦地梅太郎さんのファンになった。

もう虜だ。

 

 

こうなると止まらず・・・、

愛媛県宇和島市「畦地梅太郎記念美術館」があることを知り、

行ってみる事とした(2019年 しましま展)。

 

松山から電車と徒歩で向かったその美術館は、

川の近くに建てられた、木の造りが印象的なとても綺麗な施設だった。

 

そこでも、たくさんの作品に出会う事ができた。

また、アトリエが再現されていたり、ミュージアムショップもあり、

畦地梅太郎さんが生まれた場所に居るという実感も含め、

ファンとしてはたまらない場所だった。

 

しかも作品を見たあとは、

隣接されている道の駅で美味しいものが買える。

最高!!

心が大きく満たされたのを覚えている。

 

 

 

ここからはなぜ、畦地梅太郎さんの作品を

ここまで好きになったのだろうと考えてみる。

三つ挙げてみる。

 

まず一つ目は、

生き物が全て同じテイストで表現されているから。

フラットな感じが見ていて心地良いのだと思う。

 

生き物、全てに愛情を持っている事が伝わるというか・・・。

 

 

二つ目は、作品の中の人が、

人では無い、他の生き物に感じられること。

 

いや、「生き物」というか・・・、

一つの「命」っていう感じ・・・?

人っていうカテゴリには収まりきらない、

もっと大きな枠組みとしての、

なんなら宇宙的な「命」みたいな存在・・・。

(ああ・・・語彙力・・・💦)

 

それに大きく惹きつけられている気がする。

 

 

そして三つ目は、作品からあたたかさだけではなく、

孤独が感じられること。

 

あたたかいのだけれど、どの作品にも寂しさがあって・・・。

そこから奥深さを感じる事で、より作品を好きになった気がする。

色味もあるのかな・・・。

 

「動」より「静」を感じる作品。

 

 

だから好きになったのかなぁ・・・。

(あくまで私一個人の感想です💦)

 

 

色々と、まとまらなくなってしまった・・・。

 

 

 

本当に大好きな作家さんです。

とにかく見飽きない、ずっと見ていられる作品だと思います。

 

 

いつか一つ作品を買って、毎日何度も見たい、

そう思います。

 

 

畦地梅太郎さんの作品に出会えて本当に良かった。

 

 

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※1↓こちらのHPを参考にさせていただきました。

畦地梅太郎記念美術館・井関邦三郎記念館 -

宇和島市ホームページ | 四国・愛媛 伊達十万石の城下町)

 

 

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この文を作成するにあって、

以下のサイトを参照させていただきました(2023/4/16)。

町田市立国際版画美術館

宇和島市ホームページ

株式会社モンベル

あとりえ・う on the web

『夢をかなえるゾウ0』が好きすぎる

⚠️本の内容に触れています。

     ご注意ください。

 

水野敬也さん著『夢をかなえるゾウ0』を少し前に読んだ。

読み終わった後も、ずっと心にこの本が残っている。

今回はその感想を書いていきたいと思う。

 

 

この本は、まさに「笑いあり、涙あり」で、どんどん読める。

面白く夢中になって読ませながらも、

勉強になる要素がたくさんあって、

心から「読んでよかった」と思える一冊だった。

 

 

改めて解説する必要もないかもしれないが、

『夢をかなえるゾウ』はシリーズになっていて、今回は5冊目だ。

1.2.3.4と続いて、今回は0。

なぜ「0」かというと、今回は主人公が、かなえたい「夢」を持っていないから。

 

まず0の状態から、夢を見つけるというのが今回のテーマだ。

(私もやりたい事を探している最中なので、ここでまずドンビシャだった。)

 

 

この物語は、主に3人の登場人物が出てくる。

 

まず主人公は、夢を持っていない会社員。

上司のパワハラに悩んでいる。

今の状況を変えたいと思っているけど、なかなか行動に移せない。

 

 

もう一人重要な登場人物が、

主人公に寄り添う「ガネーシャ」と言う神様だ。

各シリーズの表紙の絵になっている。

この神様、ガネーシャさんが・・・、本当にもうもうマジで最高なのだ。

(こういう時は、「ガネーシャ」と呼び捨てで書くのだろうけど、

 好きすぎて、あえて「さん」を付けたい。)

 

ものすごく愛のある神様なんだけど、一方でとても子供っぽい所がある。

そのギャップがまず最高!

あとは、食べること特にあんみつが大好きな、ぽっちゃり体型。

そして関西弁というところも、さらに身近に感じられて最高!!

 

最初は、なんか面白い神様だなってくらいに思っていたけど、

読み進めるにつれて、このガネーシャさんの事がどんどん好きになる。

憎めないギリギリの所を責めてくるというか・・・。

完璧じゃないのに、尊敬できる神様、

大好きな存在になるから不思議だ。

 

 

 

そして、もう一人の登場人物「バク」。

本の表紙で、ガネーシャさんの手に乗っている小さな動物。

バクは、最初主人公に対してめちゃめちゃ感じが悪い。

ただ、読み進めるにつれて、実は優しくて愛がある事が分かる。

主人公と同じように、私もだんだんバクの事を理解して、

どんどん好きになっていった。

 

 

読んで印象的だった事が二つある。

まずは、主人公の成長。

この本は、主人公の姿に自分を投影させながら読み進める事ができる。

その為、パワハラ上司とのやり取りは、

私自身も傷つけられ、苦しくなった。

その主人公が、色々な出会いや挑戦によって変化していく姿に、

読者である私自身も救われた気がした。

 

 

もう一つは、ガネーシャさん自身が、

生い立ちから自分を見つめ向き合っていく所。

周りを巻き込んで繰り広げられるその過程、

特に後半の描写ったら、もうもう、たまらない・・・

(語彙力なさすぎ・・・💦)。

本当に素晴らしかった。

 

この辺りはネタバレになってしまうので、

とにかく読んでくださいとしか言えないのがもどかしい・・・。

 

 

この本を読む前と後では、私自身は確実に変わったと言える。

まず心の中にガネーシャさんという存在を持てたこと。

そのガネーシャさんは、時に私を励ましたり、

笑わせたりしてくれたりする。

その存在は、人生を豊かにしてくれたと思う。

 

本の表紙のガネーシャさんをみたり、

頭に思い浮かべるだけで、勇気づけられる

そんな存在って、なかなかいない。

(もしかして「推し」って、こういう存在のことを言うのかな・・・)

ガネーシャさんに出会えて本当に良かった。

 

 

 

実は、このシリーズを読んだのは、

今回の『夢をかなえるゾウ0』が出てから。

 

『夢をかなえるゾウ1』が出た当初はすごく話題になっていて、

書店の売り上げランキングに毎回登場していたけれど、

自己啓発本でこんなに人気があるのはすごいなぁくらいで、

読もうという発想がなかった。

まさか、内容が小説になっていて、

こんなに楽しく読み進められるなんて思わなかった。

当時の自分に戻れるなら、「今すぐに読んだ方が良いよ!」と伝えたい。

 

0をきっかけに、シリーズ全てを読んだ。

どれも素晴らしかったけど、私は1と、4が好きでした。

このあたりは、また機会があったら書いてみたいと思う。

 

 

シリーズを通してガネーシャさんを見ていると、

私も、もっと自分をさらけ出して周りと接しても良いのかもしれない、

その上で、自分を受け入れてくれる人を大切にしけば良いのかな、

そういう気持ちになる。

ただ、ただ単にワガママを言うだけでダメで・・・、

そのバランスがとても難しい・・・。

ガネーシャさんの描き方は、その辺りのバランス絶妙だと思う。

 

 

 

『夢をかなえるゾウ0』最高です!

マジで絶対におすすめです!

好き嫌いはあるかもだけど・・・。

私は、読んで本当によかったと思っています。

 

書いていたら、もう一回読み返したくなった。

今日からまた読もう。

ジョギングを始めてみた

4月に入ってジョギングを始めてみた。

 

正確に言うと4月4日からだ。

 

これまで朝散歩はしていた。

 

今まではそれで充分満足していたけれど、

最近、散歩中に身体をもっと動かしたいという衝動が強くなっていた。

正確には無性に全力疾走したくなるのだ。

 

そう思いだすと気持ちを止められず、急に走り出してしまっていた。

(チノパンと普通の綿のシャツとか、上着を着たままで)

 

周りから見ると、歩いていた人が急に走り出すから、

びっくりしたと思う。

あっ、もちろん周りを見て人にぶつからない様にはしていました😅

(当たり前か・・・)

 

 

そんな事を1ヶ月くらい続けていたら、

ジョギングしてみようかな・・・という気持ちになった。

 

 

ジョギングを始める上で最初に必要だったものは、

運動に適した服だった。

今まで運動をしてこなかったので、そういった物を持っていなかった。

 

綿など、汗をかいたらそのまま布が身体にびっしょり貼り付く様な、

足を曲げた時にズボンに締め付けられる様な、

そういった素材の物しか持っていない。

 

 

念のためにと思ってクローゼットを探すと、

上に着る物は、以前登山用にモンベルで買ったロンT とTシャツがあったので、

それでしのぐ事にした。

 

 

とりあえず必要なのは、靴とズボンだ。

 

靴は、ネットにメーカーのセール品があったので購入。

(本当は試着した方が良いのだろうけど・・・)

 

あとは、ズボン・・・

レギンスとショートパンツとか、

オシャレな物がスポーツ店に色々あったけれど、

けっこうな値段だったのと、

自分が本当に続けられるか分からなかったので(今も分からない)、

ひとまず伸び縮みして、楽に動ければいいやくらいに思い、

なんなら学校で履いていたジャージみたいなもので良いんだけどな・・・

と思いつつ探していたら、

無印にちょうど良いものがあったので、それにした。

ジョギング以外でも使えそうなズボンだ。

 

あ、もちろん無印さんのズボンは、学校の時に履いていたジャージよりも、

オシャレで機能的です。

 

 

 

 

思い立ってから実際に走り始めるまで3日かかってしまった💦

 

 

とうとう新しいシューズとズボンを履いて出発した当日。

走り始めると・・・、

あれ?お尻のお肉の存在感が・・・お尻の主張が・・・

具体的にはお尻の下あたりのお肉の主張が・・・やばい・・・

何かお尻にぶら下がっていますか?

というのが一番初めの感想。。

(下品ですみません💦)

 

今まで見て見ぬふりをしていたけど、

なんとな〜く、お尻が下がっているのかなとは思っていたけど、

まさかジョギングで、一番最初にここの存在を感じる事になるとは

思わなかった・・・

 

軽いショックを感じながらも走り続けると、

そんなにお尻の存在感はなくなってきて(何回お尻って言うんだ💦)、

とても良い感じになってきて、周りの景色も見えるようになってきた。

 

 

ちょうどソメイヨシノが満開を迎え、散り始めていた頃で、

ピンクの花びらが風にのって揺れているのが綺麗だった。

 

 

2.3日こんな感じで走ってみてまず気づいた変化は、

日中、身体が軽いと感じること。

今まであまり気づかなかったというか、

こんなもんだと受け入れていた、

なんとなくあった身体のだるさが抜けて、

とても良い感じなのだ。

 

20歳くらいの時に、3日坊主でジョギングをした事があったけど、

その時には感じられなかった感覚だった。

 

 

何日か走って、前髪が邪魔になるから、

帽子も買った方が良いなと思って調達した。

 

 

雨の日は、室内で出来る15分のトレーニングをYouTubeで探してやってみた。

思い通りに動かない、ありえない程硬い自分の身体に愕然としながらも、

動画の中の人に励まされて、なんとかやりとげる事ができた。

 

始めてこういった動画を見たけれど、

本当に上手に作ってあって(上から目線ですみません💦)、

15分、長いんだけれど、飽きずにきちんと終了できて・・・、

その事にとても感動した。

 

動画を見ながら運動している姿は、

とてもじゃないけど第三者には見せられない。

身体が本当に動かなくてやばかった。

 

ダンスをしている人とか、日頃から身体を自分の一部として

動かしている人たちへの尊敬が深まった。

今の私は、自分の身体だけど自分の身体じゃなくて、

コントロールが全く効かない状態・・・💦

 

 

 

あ、話がジョギングから違う方向に・・・

 

色々ありつつも、10日程経過した今、

身体を動かす事、なんだかとても良い感じです。

最近はいろんな樹が芽吹いて来て、緑がとても綺麗で、

それを見るだけでも外に出て良かったなという気になれます。

ちなみに今もお尻は最初の数歩の時に主張してきます😅

 

 

以前は、ジョギングする人すごいなぁ。

なんであんな大変なこと自分からやるんだろう、そんな風にしか思わなかった。

 

まさか自分が走ることになるとは考えていなかった。

 

実際に走ると、なんとも言えない心地良さがあって、

止められなくなっている。

っと言っても、まだ走り始めて10日目だけど・・・。

 

 

また明日からも走ろう。

雨なら室内で運動だ。